契山館 千葉分会ブログ

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自由主義

【投稿者:チビクロ】

かつて世界の覇者として世界を支配したのはスペインであり、
次いで、オランダでした。

そのオランダの覇権は、やがて大英帝国に取って替わられる事となります。

ヨーロッパ内部における、この権力の移動は、伝統と因習、
家族経営を重んじる貴族社会と一体化したカトリックの支配から、
比較的、因習に拘束されないプロテスタントへの「主導権の移動」を意味しました。

そして、このカトリックから、プロテスタントへの権力の移動は、
同時に、貴族階級から商人への、世界支配の主導権の移動を意味しました。

この「新しい商人階級」の代表者が、奴隷商人でした。

大航海時代と呼ばれる、
A・A・LA(アジア・アフリカ・ラテンアメリカ)各地に在住する
有色人種を奴隷化した、奴隷農園と奴隷鉱山の経営によって
ヨーロッパだけが、ボロモウケする奴隷商人の時代においては、
殺人・強姦等、何でも自由である「自由主義」が思想界を闊歩しました。

さらに、この自由化は、ヨーロッパの「外部」に生み出されたアメリカ合衆国に、
世界の覇者の地位が移動する事によって、完成化の段階に入ります。

アメリカ合衆国自由主義を、その国是に据え続けている背後には、
カトリックからプロテスタントへと、ヨーロッパ内部で起こった権力の移動 、
そして最終的には、ヨーロッパに全く拘束されない、
自由なアメリカ国家の成立という歴史の流れと、
21世紀前半まで続いたアメリカの世界支配を肯定するための、
思想宣伝が存在しました。

米大統領Aが、州知事時代に導入した、メキシコからの「移民自由化」は、
労働力・資源等を国境を越え自由に移動させようと言う
自由貿易」の考え方に拠って形成されてきましたが、

その実態は、真夏の猛暑の中での道路舗装工事等の重労働を、
アメリカ白人ではなく、メキシコの有色人種に低賃金で行わせようと言う
人種差別政策でした。

これは元米大統領A一族が中南米で先住民
(差別的にインディアンと呼ばれて来た)を奴隷とし、
奴隷バナナ農園経営に関与してきた歴史の、延長線上にあるのかもしれせん。

この「自由貿易」という思想の下に、現在米国とメキシコの国境地帯に、
マキラドーラと呼ばれる自由貿易特区が形成されています。

米国そのものにはメキシコからの移民の流入は厳しく制限されていますが、
この特区だけは、自由に安価にメキシコ人を働かせる事が出来ます。

税金も課税されず、環境破壊防止の義務もありません。

最低賃金法によって生活出来ない程の安い賃金を禁止した米国の法律も、
ここでは適用されません。

ここでは国際条約で禁止されている児童の労働、
1日18時間の労働、つまり寝ている時間以外は全て働いている、
という、奴隷労働=人権侵害も、平然と自由に行われています。

全ては、「自由」です。

マキラドーラは米国にも、メキシコにも属さない、
「無法地帯」となっています。

国境を越え、多国籍化した企業が国家の規制を逃れ、
ひたすら金儲けに走る時代 独特の無法システムが、
この「自由貿易奴隷貿易特区」です。

この、子供を学校に通わせず、1日18時間働かせる奴隷工場では、
A社で売られているキャラクターのTシャツ、
B社で食品の景品として配られるオモチャ、C社のスニーカー、
D社のジーンズなどが製造されています。

米国政府は、この自由貿易特区の工場に近づく事を
米国市民に対し禁止しています。

有害廃棄物が垂れ流しにされたマキラドーラ地区の河川に近づくと、
河から揮発した有害物を吸い込み、重度の障害を引き起こすため、
政府は「米国市民に対しては」接近を禁じているのです。

しかし、その河川に囲まれた工場でメキシコ人の子供は、
1日18時間働き、工場の中では、この有害物質に手で触れ、仕事を行っています。

アメリカをはじめとする先進諸国の子供が、A社のTシャツと、
D社のジーンズ、C社のスニーカーを身に着け遊んでいる時、
メキシコの子供は、奴隷として、そのTシャツ、ジーンズ、
スニーカーを製造しているのです。

メキシコの「自由貿易」特区では、この奴隷労働に従事する子供は、
TシャツにA社のキャラクターの図柄のプリントを行う際に使用される薬剤を吸引し、肺が溶け、手の指先が溶け、20歳前に、その多くが血を吐いて死亡しています。

このようにして製造されたA社のキャラクターをプリントしたTシャツ、
C社のスニーカーを身に付け、B社で景品として配布されるオモチャで遊ぶ、
欧米白人・先進国の子供の背後には、血を吐いて死んでいった
貧困国の奴隷化された多数の子供が存在しているのです。

無知が犯罪である事の明確な姿、日米欧の豊かさが、
どのようにして与えられているかを一生の間、
一度として考えようとしない事の罪は、ここに明確に現れているのかもしれません。


人間は、物質界に降りてくる前に、それを止めようとする上級霊魂に対し、
次のように主張したそうです。

「霊魂は自由でなければならない。私たちは自由だ。
 だから私たちは、至上の神の名において自由を主張する権利がある。
 自由な欲求のもとで、私たちは物質を支配したい。」

至上の神が与えた権限「自由」、これを無視できないために、
神々は、物質の世界に霊魂の住みうる環境を発生させられました。
(『神体』P181-182)


そして物質界で不幸を経験した人類は、今度は自由を求め、救いを求めました。

そして、不幸の中で泣き叫ぶ哀れな人類のために、
「キリスト」といわれる高級霊魂方が、至上の神に反抗し、
神の法則に反して自らを低下させ、物資界に生まれ、
苦悩を背負うことを選んだのです。(『神体』P187-188参照)

ですが、そのキリストを人類は自由に見殺しにし、磔にしてきました。

すべては「自由」です。


見知らぬ他人の人生を踏みつけにする自由を行使し
キリストを無視し、磔にする自由を行使している私たちが

ひたすら自分の幸福を追求しているのです。

「私はいい人、正しい人」と堂々と主張することの
計り知れない欺瞞がここにあるのかもしれません。

他人を傷つけ、他人から受けた念で自らも傷つき
他人を傷つけた罪悪感と
他人に傷つけられた被害者意識のすべてが

私たちの幽体に霊的カルマとして刻まれています。

それが私たちがこの世界に生まれる原因になっているのです。

この世界に生きている限り、誰もが罪を背負っています。

そして自らの幽体に刻まれた霊的カルマを解消することこそが
私たちが他の何にも増して優先しなければならない課題なのです。


どうか、キリストの言葉に耳を傾けてください。

 

『神体』: 偉大なる魂の生涯 (MyISBN - デザインエッグ社)

Kindl版もあります。

神体: 偉大なる魂の生涯