契山館 千葉分会ブログ

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影響力

【投稿者:チビクロ】

私の親友の女性の娘が19歳でゴスロリ・ファッションモデルをしています。

ゴスロリというのは、ゴシック・アンド・ロリータ の略で、
本来異なるゴシックとロリータの要素を結びつけた
日本独自のファッションスタイルです。

見た目的にはヴィジュアル系バンドのようなファッションと、
セーラームーンなどのアニメのコスプレを融合したような感じの
ファッションのように思いますが、あくまで個人の主観です。

その彼女が先日、ファンのイベントで、かき氷作って
1つ3000円で飛ぶように売れたといって、
「ウケる笑」と言っていたそうです。(笑)

正直すごいなと思いましたが、この商品は実はぼったくりではないのです。

この商品には彼女との会話1分間がついていてこの値段なのです。

もちろん、彼女が作ってくれることも(といってもソースをかけるだけですが)
この商品の価値に含まれていることは間違いないでしょう。

この商品が飛ぶように売れるのですから、
1分間に3000円とすると単純計算で時給18万円というすごいことになってます。

もちろん彼女に全部入るわけではないのですが、
改めて「影響力」の大きさについて考えさせられる話でした。

モデルの世界と無縁な世界で生きている私は、
「影響力」というとマーケティングの世界でバイブルとなっている
『影響力の武器』という本を思い浮かべます。

「影響力の武器」とは、アメリカを代表する社会心理学者である
ロバート・B・チャルディーニ氏が提唱する心理学に基づいたアプローチ方法です。

同氏は著書『影響力の武器』の中で、人はどのように説得され、
なぜ望まれた行動をとってしまうのかについて、
心理学的側面から分析・解説し、以下の6つのパターンが存在すると説いています。


1.返報性

一つ目のアプローチは、「受けた恩は、返したくなる」という
人間の心理に基づいたものです。

ターゲットが求めるコンテンツを提供し、「恩義」を感じさせることが
重要となります。

 

2.希少性

「限られたものほど、欲しくなる」という心理を利用するというアプローチです。

行動しなかったときに失うものを想像させることで
希少性をさらに感じさせることができます。

 

3.権威

肩書きや経験などの“権威”を持つ者に対して、人は信頼を置きます。

ターゲットにとって信頼できる「権威」とは誰なのかを中心に考えることが
重要になります。


4.コミットメントと一貫性

人は、自分が決めたことを口にしたり、書面に残したりすると、
それを守ろうとする気持ちが強くなります。

最初にコミットさせる内容は、小さなアクションである方が
結果につながりやすくなります。

 

5.好意

「好きな人に同意したくなる」気持ちも、人の心を大きく動かします。

人が好意を抱く理由には「自分に似ている」「自分を褒めてくれる」
「同じゴールを目指す仲間である」という3つがあります。


6.社会的証明

「周囲の動きに同調したくなる気持ち」も、人の行動を大きく左右します。

多くの人から支持されていることを強調することは、
社会的に信頼できるという安心感を生みだします。


以上が、本書で記載されている影響力を発揮するための6つの要素です。

私も含め一般的なビジネスに携わる方だとこの本を読んで、影響力を発揮するために項目別に対策を練ろうとしたりするのかもしれません。

しかし冒頭でお話させていただいた、
かき氷を作って1つ3000円で飛ぶように売った19歳の女の子は、
おそらくこの本の話など聞いたこともなく、対策したこともないと思います。

知らない間に上の6つの要素につながることを
自然と無意識にできていたのだと思います。

逆に自分の行動に影響力がない場合、
無意識にそれと逆のことをやってしまっている可能性があるのかもしれません。

たとえば、

①恩を与えていない
②希少性を感じさせていない
③権威がない
④コミットさせていない
⑤嫌われている
⑥多くの人から支持されていない

こうやって表現されれば、それは影響力もないだろうなと
思われると思いますが、自分のことはよく見えないので
結果を出せずに悩んでいる人は、
今一度上の6つの要素について考えてみる価値はあると思います。

この6つの要素の中で、自身が提供するコンテンツそのものが
原因であることももちろんありますが、
コンテンツの内容と無関係で、かつ最も重要な要素が 
⑤嫌われている ではないでしょうか。

というのは、もしあなたが相手から好かれているのであれば
あなたと関わること自体に相手は恩を感じ、あなたという存在に希少性を感じ、
あなた自身が相手にとって権威になり、
あなたが多くの人から好意を抱かれていることが相手にとっての
社会的証明にもなるからです。

もしあなたに影響力があれば、タワシ1つ1万円で売れるかもしれません。

なぜならそれを通じて、あなたと関わることができるからです。

「タワシ1つに1万円だす人なんているわけないだろう」

と怒ってその仕事を放り投げてしまう人は、
売れない原因を「タワシ」に押し付けて、
自分自身が嫌われていることに目を向けない結果、
たとえタワシを1個100円に値下げしても売れないという事態になりかねません。

うまくいかない理由を他者やモノに押し付けることは、
自分の影響力を失うことにしかならないのです。

チャルディーニ氏によると
人が好意を抱く理由には「自分に似ている」「自分を褒めてくれる」
「同じゴールを目指す仲間である」という3つがあるそうです。

①私はあなたと違う
②あなたは愚かだ
③あなたと私のゴールは違う

このマインドが、相手から嫌われ、影響力を失い、結果、目的を達成できない
最大の要因かもしれません。

コミュニケーションの中で
①相手との共通性を探りだし
②その共通性を通じて相手をほめたたえ
③お互いに共通のゴールを目指す仲間であるという仲間意識で他者と接することで、徐々に影響力が芽生えてくるのではないかと思います。

そのお互いの「共通性」が物質的な価値である場合にはビジネスの発展に
つながりますが、その「共通性」が霊的な価値である場合には
霊魂学の普及につながるのではないかと思います。

ビジネスがこの世で絶大な影響力を誇るのと同じように、
キリストは霊的な世界で絶大な影響力を誇っています。

この世のビジネスでは「所有」「自己保存」「ギブ&テイク」が
影響力の基本になると思いますが、
霊的な世界でのキリストの影響力はそのレベルの話ではなく、
「キリストのためにすべてを捧げ、自分が犠牲になってもかまわない」という
すさまじいレベルの影響力です。

本物の影響力に触れたい方は、ぜひ『影響力の武器』を超える
「キリスト」の生き方、考え方から学んでください。

『神体』: 偉大なる魂の生涯 (MyISBN - デザインエッグ社)
Kindl版もあります

神体: 偉大なる魂の生涯