契山館 千葉分会ブログ

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輝けるジャパンクオリティ

【投稿者:ヒカル】

「先輩の手術は成功したようだ!」

幹部が部屋に入ってきて真っ先にそう言った。

「昨晩の22時半に手術は終わった。奥さんから電話があった。
 奥さんは手術後のAさんの姿を見てショックを受けたらしいけど、
 手術が成功してとりあえずホッとしたようだ。
 まだ奥さんもちゃんとAさんと話しはできていない。
 麻酔から覚めて、意識もはっきりしていなかったらしいから。」

「それは何よりですね。」と私は口では言いながら、とても気になることがあった。

当初、12時間を予定していた手術の時間が、13時間半に及んだことではない。

奥さんは手術後の先輩を見てショックを受けたと言うが、
先輩はどんな状態なのだろうか?

「手術の成功」とは何を意味するのか、私には正確なところがよく分からない。

癌の部分を無事切除できたこと
他に転移は見られないこと
腸の食道への移植は上手くいったこと

そういう「成功」だろうか?

頭の中ではいろんなことを勝手に考えてしまうけど、
とりあえず「良かったんだ」と思おうと努めた。

「けど、これからが大変よ。」私の近くに座る年輩の女性社員が言う。

「これから抗がん剤の治療が始まるわけだからね。
 髪が抜け落ちたり、副作用がすごいから。」

「何を知ったような口を聞いて」と言うことはできない。

昨年の1月にこの女性は、旦那さんを癌で亡くしているのだ。

私なんかより、はるかに状況を知っているはずだ。

色んな話しを聞いていたら、急に空腹感を覚えたので、
コンビニにオニギリでも買いに行くことにした。

 

ここのコンビニの店員は、みんな中国人だ。

いつでも接客・対応が雑だ。

会社に一番近くなかったら、2度と行くことはないだろう。

「なんでこんなに女性中国人は愛想がないのだろう」
会計をしながらこう思う。

「いらっしゃいませ」
「ありがとうございます」
の言葉はあるはずがないし、
ニコリともしないし、目を合わそうという気もまるでない。

「ひょっとして私が嫌われている?」

気になって他のレジの接客に目をやると、奥の中国人男性はもっと愛想がない。

「これは国民性というやつだな」と割り切ることにした。

少し離れた別のコンビニ店員とは、天と地ほどの開きがある。

あちらはタイ?ベトナム?フィリピン?東南アジア系の店員達だ。

ニコニコの笑顔の接客で、ちゃんと挨拶ができる。

東南アジアの人々に特有の、人なつっこい表情がにじみ出ている。

しかも「いつもありがとうございます。」この言葉が出てくるのだから
大したものだと思う。

日本人とどこか近いものが感じられる。

東南アジアの人達と日本人、ルーツはとても近いのではないだろうか?

結局のところ、これも気質とか国民性なのだろう。

いつの日か自分たちの職場にだって、国際化の波が押し寄せて来るかもしれない。

純粋な日本人が少数派になる日だって来るかもしれない。

 

契山館の会員はどうであろうか?

現在は、ほぼほぼ日本人で構成されている。

「会員は日本人でなければならない」ということではないので、

求める心があれば外国人も入会できることであろう。

ただ、日本語が読めて話せることは必須であるし、マナーや礼儀も大切な要素になる。

そう考えると日本人である私たちは、世界でも稀な幸せ者である。