保護主義という潮流を越えて
【投稿者:ヒカル】
(電車に乗っていたら)
目の前の席が空いたので座ろうと思った。
降車駅まで遠いわけではないが、昨日、大人げなく
運動し過ぎてしまったため、筋肉痛がひどい。
ほんの少しでも座りたかった。
そんな束の間の瞬間に、
どこからともなく現れた年輩の女性が、
席にドンと腰を下ろしてしまった。
なんだかとても腹立たしい気持ちになった。
申し訳なさそうに座るとか、会釈して座るとか、
少しでもそういう謙虚な姿勢が見られれば、
私も進んで席を譲ったであろうに…
自分のことしか考えていない、横柄な態度に無性に腹が立った。
私は争い事を好まないので、結局、
その場で何も言うことはできなかったが、
そういう自分の甘さも、後になって悔いることになった。
~
こんな出来事に限らず世相も、自分のこと、自分の家族や身内のこと、
自分たちだけが良ければそれでいい、
そんな考えが昔より蔓延しているように思う。
だが少し考えてみると、実はみじかな問題だけではなく、
世界の潮流がそうなってきていると思えてきた。
~
アメリカでトランプ氏が大統領になって以来、
「保護主義」と言う言葉をよく聞くようになった。
自国の産業を保護するために、他国からの輸入品に
高い関税をかけることを意味しているのであろうが、
この流れが世界中に蔓延して
1930年代には大恐慌になったことがある。
すぐにそこまでは進む兆候は今のところないにせよ、
米中の貿易摩擦はとても深刻だし、
世界が保護主義的な傾向を強めているのは事実であろう。
自国の利益を最優先に考えよう、自国が良ければそれでいい、
という思想が強まっている背景が、マクロの流れとしてあって、
実はミクロの個人的な考え方もその大きな流れに
汚染されてしまったかのように思える。
グローバリズムと言って、モノ、ヒト、カネが
国境を超えていく一方で、
保護主義という考え方が台頭している今という時代に、
複雑な心境を抱いてしまうのであった。
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自国の産業の保護を目的として、
他国との溝が深まっていく流れに大きな懸念を抱くのは、
大恐慌の到来を予感してのことではない。
(それも遠からずあるかもしれないが)
国々が対立していく流れにおいて、
世界には無数の攻撃的な念が飛ぶことが何より心配になる。
その念はたくさんの人々の霊的な身体=幽体を傷つけることになる。
それは霊的な身体の不調を引き起こし、
ついには死後、下層の幽質界に落ちてしまう可能性が高くなる。
地上時代が真の不幸の出発点になってしまう恐れがある。
そんな構図を私はとても心配しているのである。
(現代の聖なる書「幽体の悲劇」を、たくさんの人々が読むべきだと思う)
『幽体の悲劇』: 人は幽体と共に生きている Kindl版
『幽体の悲劇』 - 人は幽体と共に生きている (MyISBN - デザインエッグ社)
しかし、あなたが日本人であったことは、この上なく幸いであった。
念への対処法が存在しているからである。
「神伝の法」がそれである。
『神伝禊法』: 新時代の霊的トレーニング (MyISBN - デザインエッグ社)
Kindl版もあります。
あなたが真の幸福を手に入れることを私は強く望む。